Faculty of Agriculture

農学部

1年生からの実習で学んだことが
農場でのフィールドワークに活きています。

牧地区の農場内に設置されたビニールハウスが、私のフィールドワークの現場です。研究テーマは、エダマメの早期栽培についてです。エダマメの旬といえば夏です。通常は5月頃に種子を播き、夏真っ盛りの頃に出荷します。それまでに流通するものは輸入品が多いので、5月から6月にかけて国内産を市場に出すことができれば、付加価値の高い商品になりますよね。そこで、2月にハウス内で種子を播いて旬と同じ収穫量やそれ以上の品質を確保できるようにするために、早期栽培の技術の確立を目指しています。このテーマは、私が所属する研究室で継続して行っているもので、私も先輩から手法やデータを引き継いで研究を進めています。学舎とは少しだけ離れたところに農場があるのですが、今は週に2回はそのハウスに通い、エダマメの管理と生育状態の観察、また土に含まれる栄養分が変化する経過を調べています。

私の研究室では、学生1人ずつが農場等に専用の圃場を持ちます。期間限定で自分の畑をもらったような、ワクワク感がありますね。研究を進めるうえでどう活用するかは自由なので、やりがいを感じるとともに責任感も覚えます。また、農学部では1年生後期から農作物にふれる実習(食の循環実習)を履修します。その時に実体験を通して得た知識や技術が研究に活かせているので、自分の成長も実感しています。

私が農業の専門知識を学びたいと考えたのは、幼い頃、祖母の家庭菜園を手伝ううちに楽しさを覚えたことがきっかけでした。希望が叶って農学部で作物に真剣に向き合う日々はとても充実しています。卒業後は農業資材や園芸用品を扱う企業へ就職したいと考えていますが、最終的な目標は農業生産者になることです。研究室で先生や仲間たちと学びを進めるうち、豆類や穀物に強く惹かれるようになりました。近い将来に、自分の畑を持ち、自分でしか作れない付加価値をつけた農作物をに世に送り届けていきたいと考えています。

下司 隆斗
農学部 資源生物学科 4年生
作物学研究室 所属
龍谷大学付属平安 出身

Request Information

資料請求