Faculty of Agriculture

農学部

龍谷大学農学部実習農場(大津市牧地区)で開講している「食の循環実習」では、農作物の多様な特性を理解するために、様々な作物の栽培実習を行っています。イネについても、田植えから収穫、乾燥、調整、試食を行い、お米の生産を通じて、Farm to Tableについて考えることのできる人材を育んでいます。農場がある牧地区は、昼と夜の温度差(日較差)が大きく、肥沃な土壌と豊富な水といった美味しいお米を生産する条件がそろった土地ですが、次代を担う学生達の「食への思い入れ」もこのお米に良い味を加えていると思います。

龍谷大学農学部牧農場のある上田上(かみたなかみ)地区は昔から水や土壌、気象条件が稲作 に適しており、良質のお米ができるため、長く献上米(天皇に納めるお米)を作っていた地域 として有名です。 また、同地区では化学肥料・農薬を慣行の2分の1以下とし、濁水を流さないようにして 環境に配慮した「環境こだわり」栽培を行っています。

Farm to Table[ファーム トゥ テーブル]

食品の安全性を確保するための、生産者(農場)から消費者(食卓)まで一貫した安全管理をするという考え方。

「龍谷米」

Variety Introduction「龍谷米」品種紹介

  • 品種「縁結び」

    学名:
    Oryza sativa L. cv. Enmusubi

    このお米を通じて生まれていく、数多くの方々との「ご縁」を大切にしたいとの思いから命名された。
    食味はさっぱりとしており、冷やしても粒が崩れにくいため、カレーライスや寿司に向いています。
    お米を栽培する際、問題となる「いもち病」に強い抵抗性を持っているため、減農薬・経費削減が期待できる。

  • 品種「にじのきらめき」

    学名:
    Oryza sativa L. cv. Nijinokirameki

    虹のように多彩な特性を持つこととキラキラ艶やかなことが名前の由来。粘りの強さが特徴で食味はコシヒカリと同等以上と期待されています。
    世界的な気温の上昇に伴い、コメの実りが悪くなっている昨今、この品種は高温条件下でもよく実り、外観の品質がよく日本のほとんどの地域で栽培可能とされています。

  • 品種「みずかがみ」

    学名:
    Oryza sativa L. cv. Mizukagami

    滋賀県の豊かな自然環境に配慮して栽培された品種。日本で初めて夏の高温に対策したお米です。炊き上がりはキラキラつややか。程よい粘りとまろやかな甘みでご飯を食べる楽しさを実感させてくれます。冷めてもおいしく、お弁当やおにぎりに最適です。

  • 品種「ミルキークイーン」

    学名:
    Oryza sativa L. cv. Milky Queen

    もちもちとした食感が好きな方、米本来の味を楽しみたい方にお勧めです。
    アミロース含有量が低く、粘りが強く冷めても硬くなりにくく、香りがいいのが特徴です。

  • 品種「にこまる」

    学名:
    Oryza sativa L. cv. Nikomaru

    微笑みがこぼれるほど美味しいことと丸々とした粒張りの良さをからこの名前が付きました。
    高温による品質低下(白未熟粒)が少なく、多収で品質も良好な暖地向きの中生種。日本最大のお米コンクール「米・食味分析鑑定コンクール」では近年「にこまる」の入賞が多く、味の良さは広く認められてきています。

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