「食の循環」から農をとらえ、
地球的課題の解決を図る

農学部では、瀬田キャンパスの近くに、約2.7haの実習用の牧農場と、研究用圃場の堂農場を有している。牧農場では、米・麦・大豆や、季節ごとの野菜等を栽培し、実際の農地での学びに触れることで「食」と「農」への理解を深めます。堂農場では、研究室に配属された3年次以上の学生と教員がそれぞれ特徴ある研究を進めています。

特に牧農場では、4学科の垣根を越えてすべての学生が農場で学べるように、1.2年次に「食の循環実習」を配置し農作業を体験します。この意義は、種をまき、育て、収穫し、流通させ、食するという「循環の概念」を体験から理解することに繋がります。そして自分たちが耕した農地を持続性次の学年へ引き継いでいくという継承を行うことで、農場の持続的な循環の大切さを意識させています。

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Research & Field work

学生・教員の取り組み
  • 牧農場
  • 堂農場

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農場収穫物を使用した料理レシピ動画

  • 空豆と干し海老の土鍋ごはん

    料理・解説 「一子相伝京の味 なかむら」 店主 中村 元計さん

  • そら豆の卵とじ

    料理・解説 「直心房さいき」 店主 才木 充さん

  • そら豆と帆立のかき揚げ

    料理・解説 「木乃婦」 店主 髙橋 拓児さん

  • 農学部×石野味噌×cenci (坂本 健 氏)
    「鶏ミンチと九条ネギのスパゲティ白味噌風味」

  • 農学部×石野味噌×美山荘 (中東 久人 氏)
    「白味噌松風 柚子の香」

Farm manager & Assistant

農場長/助手

農場長(2021年度)
資源生物科学科 教授

神戸 敏成

世界人口はまもなく80億人を突破し、今世紀中には100億人を突破するだろうとも言われています。あわせて気候変動が著しい中で「食」の安定した生産・供給が世界的に重要な課題となっています。龍谷大学は、「食」と「農」に関する学びを提供し、これらの課題に積極的に取り組み、その解決を目指そうとする人材を社会に輩出すべく、2015年4月に農学部を創設しました。龍谷大学農学部を象徴するカリキュラムである「食の循環実習」は、農学部4学科(植物生命科学科、資源生物科学科、食品栄養学科、食料農業システム学科)すべての学生が学科の垣根を越えて一斉に「農作物の生産-加工-流通-消費」について学ぶ、他の大学には見られないユニークな取組みになっています。附属農場は主としてこの「食の循環実習」における農作物の生産について学ぶ場として利用している「牧農場」と主に研究フィールドとして利用されている「堂農場」の2つがあり、学生は農業体験だけではなく農業現場における研究手法等を学ぶこともできます。現在の大学附属農場には農場を利用した教育・研究を通じたSDGsへの貢献などさまざまな課題への取り組みが求められています。龍谷大学農学部の卒業生には教室で得られる知識とは違う農業の現場でしか得ることができない「学び」を、農業に限らず社会が抱えるさまざまな問題の解決に活かしていって欲しいと考えています。

Access

アクセス
  • 牧農場
  • 堂農場

牧農場

滋賀県大津市牧二丁目 / Tel.077-548-8550
瀬田キャンパスから専用バスで約15分

堂農場

滋賀県大津市堂一丁目
瀬田キャンパスから徒歩15分

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