「食の循環」から農をとらえ、
地球的課題の解決を図る
農学部では、瀬田キャンパスの近くに、約2.7haの実習用の牧農場と、研究用圃場の堂農場を有している。牧農場では、米・麦・大豆や、季節ごとの野菜等を栽培し、実際の農地での学びに触れることで「食」と「農」への理解を深めます。堂農場では、研究室に配属された3年次以上の学生と教員がそれぞれ特徴ある研究を進めています。
特に牧農場では、4学科の垣根を越えてすべての学生が農場で学べるように、1.2年次に「食の循環実習」を配置し農作業を体験します。この意義は、種をまき、育て、収穫し、流通させ、食するという「循環の概念」を体験から理解することに繋がります。そして自分たちが耕した農地を持続性次の学年へ引き継いでいくという継承を行うことで、農場の持続的な循環の大切さを意識させています。